断熱性能を重視した一戸建て

幼少から今の職場になるまではずっと太平洋側に住んでいたので、雪国の生活がこんなにも寒いものとは知りませんでした。その思いが強かったので、注文住宅で一戸建てを建築する際に、断熱性能にすぐれた雪国に対応した快適住宅を希望しました。

屋根は、積雪を考慮して単純な切妻の屋根にすることにしました。こうすることで勾配をとって自然に雪が落ちるようにしました。年々雪は少なくなってきているということなのですが、大雪警報も出ることは出るので用心のため採用しました。南面には採光のための窓を多く設けるようにして曇り空の多い冬にもできるだけ明るい環境にするようにもしました。

工事内訳としては、本体工事と外構、植樹工事、冷暖房設備工事で合計60坪2000万円となっています。

断熱性能として目指したのは、ストーブがなくても大丈夫な住宅です。そのために部屋単位での空間のつながりではなく、建物全体をひとつの空間としてとらえて、熱の動きを見極めていきました。